NFTで稼ぐってどういうことなの?
Web3.0の世界では、インターネットの革命が日々、進行していて、その一つの技術要素「NFT(非代替性トークン)」を活用して稼ぐことも可能であるといわれていますが、どのようなビジネスモデルで収益を上げればよいのでしょうか?
様々な方法でビジネスを成功させることは可能であり、既にNFTの世界で大きな成功を収めている事例も出てきています。具体的には、NFTアート、ゲーム、転売などの分野でNFTを活用し、稼ぐことが可能です。
Web3.0は始まったばかりですので、あなたもその一員になれる可能性が多いにあります。
この記事では、NFTの基本から稼ぐための具体的な方法を詳しく解説します。NFTアート、ゲーム、転売など、さまざまなアプローチを紹介しますので、最後まで読んでいたダクト、NFTの基本から応用までを理解することに加え、NFTで稼ぐという夢を実現するための手順まで理解することができます
NFTは未来の投資術であり、夢を叶える新たな可能性を切り拓いています。この記事を読んで、あなたもNFTの世界で成功をつかみましょう。
NFT(非代替性トークン)とは?可能性の扉を開けよう!
まず、そもそも「NFT」とは何なのか?について解説していきます。
NFTの仕組みと特徴
NFT(非代替性トークン)は、ブロックチェーン技術を基盤とした仕組みで、ブロックチェーン上に存在する非代替性のデジタル資産のことで、NFTの主な特徴は「非代替性」「トークン化」「プログラマビリティ」の3点といわれています。
それぞれの特徴の解説の前に、ブロックチェーンについて理解する必要がありますので、理解できていない方は、まず「Web3.0用語解説:ブロックチェーンってそもそも何?」を読んでください。
それでは、3つの特徴の説明です。
非代替性の特徴
「非代替性」とは、ブロックチェーンの分散型台帳技術により、NFTデータの改ざん防止と所有権の証明が可能になる特徴です。作成したデジタルアート作品やデジタルコンテンツに唯一性を持たせることができます。
デジタルの世界においても本物と偽物(レプリカ)を区別できるようになったと理解しましょう。
トークン化の特徴
「トークン化」とは、ブロックチェーン上で発行されるデジタル資産の総称です。仮想通貨のように通貨として利用できるものや、特定のサービスや機能にアクセスするための権利を表すものなど、さまざまな種類があります。
トークンには、大きく分けて2つの種類があります。
- ネイティブトークン
特定のブロックチェーンプラットフォーム上で独自に発行されるトークンです。プラットフォームの運営や取引手数料の支払いなどに使用されます。代表的なネイティブトークンには、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、バイナンスコイン(BNB)などがあります。 - ユーティリティトークン
特定のサービスや機能にアクセスするための権利を表すトークンです。ゲーム内アイテム、株式、債券、ポイントなど、さまざまな形態があります。ユーティリティトークンは、サービス提供者によって発行され、そのサービス内で利用されます。
「暗号資産/仮想通貨」と「それ以外」に分類されると理解しましょう。
プログラマビリティの特徴
「プログラマビリティ」とは、ブロックチェーン上でスマートコントラクトや他のプログラムを実行できる能力を指します。この機能により、ユーザーは単にトランザクションを記録するだけでなく、複雑なロジックや条件に基づいた自動化された操作をブロックチェーン上で実行できるようになり自動的に取引を実行したり、資産を管理したりすることができます。
従来の金融システムでは、取引の処理は人手で行われていました。そのため、取引の処理に時間がかかったり、人為的なミスが発生したりする可能性がありました。ブロックチェーン技術を用いたプログラマビリティでは、取引の処理が自動化されるため、以下のようなメリットがあります。
- 効率性の向上:取引の処理が自動化されるため、時間とコストを削減することができます。
- 透明性の向上:すべての取引がブロックチェーン上に記録されるため、透明性が高く、不正行為を防止できます。
- セキュリティの向上:スマートコントラクトは、暗号化技術によって保護されているため、高いセキュリティを誇ります。
- 新たなビジネスモデルの創出:プログラマビリティによって、従来は不可能だった新たなビジネスモデルを創出することができます。
ここまでの説明で、NFTの特徴は理解できたと思います!
暗号資産/仮想通貨とNFTとの違い
NFTの特徴を理解した後の疑問として多い、暗号資産/仮想通貨とNFTの違いについて解説します。共通点としては、両者ともブロックチェーン技術を基盤としいることです。ただし、その性質と機能面で大きな違いがあります。
暗号資産/仮想通貨とNFTとの違いは「代替できる」か「代替できないか?」の違い
暗号資産は fungible(代替可能)な性質を持ち、1ビットコイン=1ビットコインの価値が等しいのに対し、NFTは、説明した通り、非代替性(non-fungible)という性質を持ちます。
暗号資産は主に価値の受渡し手段としての機能がありますが、NFTにはありません。
一方、NFTには、価値そのものがトークン化されていますので、NFTには所有権の証明や権利の表現が可能ですが、暗号資産にはその機能はありません。
暗号資産とNFTの違いをまとめると
- NFTと仮想通貨はブロックチェーン技術を共通の基盤
- NFTが非代替性で1点ものの価値を表現するが、暗号資産は代替可能な媒体の役割を持つ。
- NFTには、暗号資産にはない、デジタル資産の所有権や権利をトークン化できる特性がある。
NFTと暗号資産は、用途が全く異なるので、混同しないようにしましょう。
NFTは何がすごいのか?成功例紹介
NFTに大きな可能性がある事は理解できました。
NFTの活用分野は拡大中で、coinlive.comの「2022年からのNFTに関する27の統計」によると、2022年のNFTの総売上高は555億ドル(前年対比 175%)と言われています。
すでにNFTでは多くの成功事例がありますので、それらを紹介します。
- NFTアート作品である「EVERYDAYS」が約6,900万ドル(約80億円)で落札され大きな成功をもたらしました。
- NFTアートの「CryptoPunks」では、各NFTにユニークな特徴が付与されて、販売されています。
- ゲーム「Axie Infinity」では、プレイすることで、暗号資産が手に入り販売することができます。
- スポーツ「Sorare」では、NFTカードにプレイヤーのパフォーマンスデータなどがされており、このカードを購入しプレイします。
- 不動産分野の「Propy」は、不動産NFTによる物件取引サービスを提供しています。
- 音楽NFT「Royal」では、1つのNFTに複数の権利をプログラムすることがで、ビジネスを運営しています。
NFTは様々なビジネス分野で活用が検討されています!
まとめ:可能性しかないNFTを使った副業を考えましょう
NFTを一言でまとめると「ブロックチェーン上に存在する非代替性のデジタル資産」です。
代替不可能でユニークな1点ものとして扱えること、スマートコントラクトによりさまざまなプログラムを組み込めることが大きな特徴であると説明しました。
これらのNFTの特性が、所有権の確立や新しい価値創造(副業)を可能にしているので、次に我々ができる「稼ぎ方」について解説します。
自分たちのスキルとNFTをマッチさせて、副業として稼ぎたいですね!
NFTで夢を叶える!あなたができる稼ぎ方5選
実際の稼ぎ方の説明に入りますね!
Web3.0は始まったばかりですので、あなたもその一員になれる可能性が多いにあります。
1. 誰でも参入可能!NFT転売で利益を出す
株や骨董品と同じように、NFTを購入し転売することで、価格の値上がり益を得ることができます。NFTの価値は需要次第で大きく変動するため、適切なタイミングで売買を行えば高額な売却益を狙えます。
- NFTアート「CryptoPunks」のNo.2924が約1,600万ドル(約19億円)で転売されました。
- ゲーム「Axie Infinity」の レアキャラクターNFTは最高で10万ドル(約1,200万円)で売られています。
- 「Bored Ape Yacht Club」のNFTのNo.8817が約3,400万ドル(約41億円)で取引されています。
このように、NFTの市況次第では大きな売却益を得られる可能性があります。市場の動向をよく見極めて投資判断を行い、高需要が見込めるNFTを適切なタイミングで売買することがポイントです。
これらのNFTの取引は「NFTマーケットプレイス」と呼ばれる取引所で行われています。代表的なマーケットプレイスを紹介します。
一方で価格下落リスクもあり、NFTの入手価格や売却時期を慎重に検討する必要があります。
NFTの売買には熟練した知識と経験が求められますが、上手くいけば高額な売却益を狙えるチャンスがあります。
投資と同じで価値が上がる目利きが必要ですね!
2. あなたもこれからアーティスト!NFTアートで稼ぐ
NFTアートを販売することで、アーティストやクリエイターは新たな収入源を得ることができます。
- 絵を書くのが得意な人は、自分の書いた絵をNFT化して販売
- 写真を撮るのが得意な人は、自分のとった写真をNFT化して販売
自身で作成したアート作品をNFTにすることで作品の所有権を確立でき、オンラインでの直接販売が可能です。
作成したNFTアートの取引は説明した「NFTマーケットプレイス」(OpenSea等)で行います。
NFTアートの販売額は2021年に約2億6,700万ドル(約300億円)から、2022年には約7億6,800万ドル(約900億円)に急増したといわれています(cryptoart.io調べ)
このように、NFTは、デジタルアートの新しい流通・販売手段となっています。(「デジタルアート作成→NFT化→取引所で販売」のすべてのサイクルが、デジタル/オンラインで完結する)
アーティストにとってはNFTをオリジナル作品の新たな収益源として活用できます。
NFTアート市場が拡大する中で、今後もアーティスト個人だけでなく、ギャラリーや美術館などでもNFTの利用が広がっていくと思われます。
- 絵を書くのが得意な方→自身が持っているiPadで絵を書く→NFT化→NFTマーケットプレイスで販売
- 写真撮るのが得意な方→自身が持っているカメラで写真を撮る→NFT化→NFTマーケットっプレイスで販売
趣味の延長(追加投資なし)で、NFTの副業ができるので「おすすめ」です!
3. ゲームで稼ぐ新時代!NFTゲームで稼ぐ
NFTゲームでは、Play to Earnと呼ばれる、収益モデルで「稼ぐ」ことが可能です。ゲームをプレイしながらNFTアイテムやトークンを獲得できます。これらのデジタル資産は売買可能なので、ゲームをプレイすることで現金収入を得ることが可能です。
手に入れたレアアイテムを販売できるというイメージです!
- NFTゲーム市場は2022年に前年比で約63%成長し、77億ドル(約9,400億円)の規模に達ししています(DappRadar調べ)。
- 主要ゲーム「Axie Infinity」の年間NFT売上は2022年に8億ドル(約960億円)を超えています(CryptoSlam調べ)。
ブロックチェーンゲーム企業の70%がPlay to Earnモデルを採用していると報告されています(Gartner)。
NFTゲームではプレイを通じてNFTアイテムや仮想通貨を手に入れることができ、これらを売却して現金収入を得られます。代表的なNFTゲームとして以下を紹介します。
- Axie Infinity – プレイヤーが生き物「Axie」を集め、育て、戦わせるゲーム。
- CryptoKitties – デジタル上の猫を集め、育て、交配させることができるゲーム。
- The Sandbox – ユーザーが仮想世界内で土地を購入し、独自のゲームや体験を作成できるプラットフォーム。
- Decentraland – ユーザーが仮想土地を購入し、開発できる完全分散型の仮想世界。
- Star Atlas – 宇宙を舞台にした大規模多人数参加型オンラインゲーム(MMO)で、ブロックチェーン技術を使用しています。
一部のNFTゲームでは、月収数万円以上を稼ぐプレイヤーも存在します。
ただし、ゲームスキルが必要だったり、NFTの需給変動リスクがあるなど、一定の難易度があるのも事実です。
Play to Earnの概念は、ゲームの価値創出モデルを変革する可能性を秘めており、今後さらに発展が期待されています。
E-Sportsも受け入れられてきたし、NFTゲームももっと発展しそうですね。
4. 仮想空間での副業!メタバースで稼ぐ
メタバース内でNFTを活用することで、さまざまな形で収益を得ることができます。メタバースではデジタル資産としてのNFTが重要な役割を果たし、NFTの売買、NFTを使ったサービスの提供、NFTゲームなどから収益を上げることができます。
- メタバース市場は2024年に約8,000億円の規模に達すると予測されています(Bloomberg Intelligence調べ)。
- メタバースでは不動産、ファッション、ゲームなどのデジタル資産がNFTとして取引されています(EY調べ)。
- NFTの売買金額は2022年に約5兆円にのぼり、メタバースが大きな市場になることが確認されています(Nonfungible調べ)。
メタバースは、仮想空間上でのデジタル経済圏であり、そこではNFTが中心的な役割を果たします。NFTの売買、NFT資産を活用したサービスの提供、NFTゲームなど、NFTを通じて様々な形での収益獲得が可能になっています。メタバース内の経済規模が拡大するにつれ、NFTを活用した収益モデルの重要性は今後さらに高まるでしょう。メタバースとNFTの融合により、新しいビジネスチャンスが生み出されています。
仮想空間でも現実世界と同じようにNFTのやり取りがされていると理解してください!
5. NFTビジネスの根幹!暗号資産/仮想通貨投資で稼ぐ
NFTそのものでの稼ぎ方でないので、軽く触れます。
NFTビジネスにおいて暗号資産/仮想通貨は非常に重要な要素となっています。ほとんどのNFTのやり取りは、通貨として暗号資産でやり取りがされています。
暗号資産の取り扱いは、NFTで副業をするうえで必須
暗号資産は、NFTの取引における通貨として利用されるだけでなく、投資商品としての売買が可能です。この仕組みを使って収益を上げることが可能です。
一方、投資にはリスクも伴いますので、注意が必要です。
まとめ:始めるしかない、NFTを使った副業
NFTを使っての5つの稼ぎ方を紹介しました。どの稼ぎ方も未来があり、副業として先行者利益を得られると思います。
自分が得意とかやってみたいと思う副業を始めるのが一番いいと思います。
次に、NFTでの副業を始めるための一つのやり方について解説していきます。
NFTの始め方:NFTをOpenSeaで売買する
こちらの「誰でも参入可能!NFT転売で利益を出す」で説明した、NFTをOpenSeaで売買するこをと想定した「NFTの具体的な始め方」を最初から解説します。
手順1:暗号資産/仮想通貨取引所で口座開設をする
NFTを始めるには「暗号資産」の取り扱いが必須なので、開設しましょう。
NFTを暗号資産で取引するために、暗号資産の取引所を開設しましょう。
国内の代表的な取引所は下記です。
- Coincheck – https://coincheck.com/
- bitFlyer – https://bitflyer.com/
- Zaif – https://zaif.jp/
- BITPoint – https://www.bitpoint.com/
- GMOコイン – https://coin.z.com/jp/
どちらでもよいと思いますが、私は自身でも開設している「Coincheck」をお勧めしています。こちらの「初心者向け!仮想通貨トレードの始め方(コインチェック)」を参考に開設してみてください。とても簡単です。
手順2:ウォレットを作成する
暗号資産の取引所を開設し、通貨として暗号資産を購入できるようになったら、次にすることが「ウォレット」を作成することです。
「ウォレット」とは、インターネット上にある、暗号資産を補完する「財布」のようなもの
取引所で暗号資産を購入して、ウォレット送金し保管しておきます。保管された通貨でNFTの売買を実施します。
代表的な「ウォレット」は下記です。
- MetaMask – ウェブブラウザ上で動作するウォレットで、イーサリアムやERC-20トークンを扱うことができます。https://metamask.io/
- Ledger Nano S – ハードウェアウォレットで、オフラインでの保管が可能でセキュリティが高いです。https://www.ledger.com/
- Trezor – 別のハードウェアウォレットで、Ledger Nano Sと同様にオフラインでの保管が可能です。https://trezor.io/
一番有名な「MetaMask」をお勧めします。私も使ってます。
手順3:暗号資産取引所でイーサリアムを購入し、ウォレットにイーサリアムを送金する
暗号資産取引所を開設後「入金」と「暗号資産購入」という手順が必要ですが、それぞれ下記の「初心者向け!仮想通貨取引所への入金の仕方(コインチェック)」と「初心者向け!仮想通貨取引所での購入の仕方(コインチェック)」を読んでください。
とっても簡単にできると思います。
その後、購入したイーサリアムをコインチェック上から操作し、MetaMaskに送金してください。
手順5:NFTマーケットプレイスでウォレットに接続する
OpenSeaにアカウントを登録し、作成したMetamaskを支払いに使えるように接続します。これで、NFTを売買する準備が整いました。
まとめ:ぜひ無料でチャレンジしてみましょう!
ここまでで、NFTの特徴と稼ぎ方、始め方についてイメージできました。
NFTは、非代替性トークンと呼ばれるデジタルアセットをブロックチェーン上で取り扱う技術であり、その流通には暗号資産が使われます。NFTは個々のトークンが一意であり、他のトークンと交換できない特性を持っています。この特性から、アート作品やゲームアイテムなどのデジタルコンテンツを所有権として扱うことが可能となり、それが収益に結びつく場合があります。
【NFTで稼ぐ5選の要点】
- NFTの売買で稼ぐ:NFTを購入し転売することで、価格の値上がり益を得ることができます。
- NFTアートで稼ぐ: アーティストがデジタルアートをNFTとして販売することで収益を得る方法。
- NFTゲームで稼ぐ: ゲーム内アイテムやキャラクターなどのNFTを販売することで収益を得る方法。プレイヤーはゲーム内で唯一無二のアイテムを所有することができる。
- メタバースで稼ぐ: 仮想空間内の土地や不動産をNFTとして購入し、将来的な需要の高まりに備えて保有する方法。需要の高まりにより価値が上昇する可能性がある。
- 暗号資産投資で稼ぐ: NFTの取引通貨を投資商品として売却益を狙って投資する。
これらの方法を活用することで、NFTを活用した収益化が可能となります。ただし、投資やビジネスとして取り組む際にはリスクも考慮する必要がありますので、注意ください。
まずは暗号資産取引所の開設をしましょう!
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