【仮想通貨とは】初心者さん向けに仕組みや基本情報・危険性を解説

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Web3.0(仮想通貨/NFT)

仮想通貨が何なのかわからないと感じる人は多いです。仮想通貨とは、インターネット上で取引されるデジタル資産です。この記事では、仮想通貨の基本や仕組み、代表的な仮想通貨の種類、メリットとデメリットなどを解説します。

記事を読めば、初心者でも仮想通貨の基本的な知識が深まり、仮想通貨の機能や特性がわかります。

仮想通貨(暗号資産)とはデジタル資産

仮想通貨とは、インターネット上で取引されるデジタル資産です。

仮想通貨について以下の内容を解説します。

  • 仮想通貨と従来の通貨の違い
  • 仮想通貨の歴史と背景
  • Webと仮想通貨の役割

仮想通貨と従来の通貨の違い

従来の通貨は、中央銀行や政府によって管理されますが、仮想通貨は分散型で、中央銀行や政府の管理を受けません。従来の通貨は、中央銀行が発行する紙幣や硬貨です。仮想通貨は、ブロックチェーン技術を使ったデジタル通貨で、物理的に通貨は存在しません

仮想通貨の価値は市場の需要と供給によって決まりますが、従来の通貨は政府や中央銀行が価値を保証します。取引においても違いがあります。仮想通貨の取引は一般的に手数料が低いですが、従来の通貨の取引は銀行などの中間業者を介するので手数料が高いです。

仮想通貨の取引は、ブロックチェーン上に公開されるため、透明性が高いです。従来の通貨の取引は、銀行の内部システムで管理されるため、透明性が低いことがあります。仮想通貨は、インターネットを通じて世界中で利用できます。従来の通貨は国内での利用が主流で、国際取引には為替手続きが必要です。

取引時間にも違いがあり、仮想通貨は24時間365日取引が可能ですが、従来の通貨の取引は銀行の営業時間に依存します。

仮想通貨の歴史と背景

仮想通貨の歴史は、ビットコインの発明から始まります。

歴史は以下のとおりです。

内容
2008年ビットコインの発明者サトシ・ナカモトが論文を公開する
2009年ビットコイン初取引、仮想通貨の実用性が一部の技術者や投資家の間で認識される
2010年ビットコインでピザ2枚が購入され、物品を購入する手段として初めて使われる
2011年仮想通貨が投資対象として関心を集め始め、ビットコイン価格が1ドルに到達する
2013年ビットコイン価格が初めての1,000ドル超になる
2015年イーサリアムが誕生・スマートコントラクトの概念が普及する
2017年ICO(Initial Coin Offering)ブーム。多くの企業や新興プロジェクトが資金調達手段としてICOを活用する
2020年中央銀行デジタル通貨(CBDC)への注目される
2021年ビットコインが6万ドル超・金融機関や企業の参入が増える
仮想通貨の歴史

最近では、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)といった新しい技術や応用が注目を集めています。

Webと仮想通貨の役割

Webと仮想通貨は、金融システムの透明性と信頼性を高めています。インターネットで仮想通貨の情報に簡単にアクセスできるため、取引の透明性が向上しました。ブロックチェーン技術は、仮想通貨の基盤として機能し、情報の改ざんを防ぐことで信頼性を高めています。

スマートコントラクトの導入や分散型アプリケーション(DApps)の開発が進み、新しいビジネスモデルが生まれています。ユーザーは、簡単に取引や資産管理ができるようになりました。個人間の直接取引を可能にするP2Pネットワークの構築が進み、グローバルな金融アクセスの向上も期待されています。
» Dapssとは?仕組みと特徴、メリット、デメリットを解説!

クラウドファンディングやICO(Initial Coin Offering)の支援など、新たな資金調達手段も提供しています。

仮想通貨の仕組み

仮想通貨の仕組みは複雑ですが、基本を理解すれば簡単です。

以下の仮想通貨の仕組みについて解説します。

  • ブロックチェーン技術
  • 分散型台帳
  • マイニング

ブロックチェーン技術

ブロックチェーン技術は、データをブロック単位で保存し、鎖のようにつなげる技術です。分散型台帳技術(DLT)の一種で、複数のコンピュータでデータを共有します。各ブロックには取引データや前のブロックのハッシュが含まれており、ハッシュ関数を用いてデータの整合性を保証します。

ブロックチェーン技術の最大の特徴は、一度記録されたデータの改ざんが困難なことです。非中央集権的で、中央の管理者が存在しないため、データの透明性とセキュリティが高いです。主にビットコインなどの仮想通貨だけでなく、スマートコントラクトにも適用できます。

スマートコントラクトを実装すれば、契約の自動執行が可能になり、複雑な取引や契約も安全で効率的に行えます。参加者全員が取引の正当性を検証する仕組みを持つため、信頼性が高いのも特徴です。

ブロックチェーン技術は、セキュリティと透明性を高めるために暗号技術を使用しています。データの安全性が高く、不正アクセスや改ざんのリスクが低いです。ブロックチェーン技術は金融業界だけでなく、医療や物流などさまざまな分野での応用が期待されています。
» ブロックチェーンとは?

分散型台帳

分散型台帳はブロックチェーン技術の基礎で、データが複数のノードに分散して保存されます。中央管理者が存在しないため、運用コストが低く抑えられるのもメリットです。透明性が高いため、改ざんが難しいのが特徴です。

分散型台帳は、ネットワーク全体でデータの整合性を保つため、信頼性が高く、セキュリティにも優れています。ビットコインなどの仮想通貨で利用されており、トランザクションの履歴が公開され、情報が改ざんされにくくなります。

マイニング

マイニングは、ブロックチェーンに新しいブロックを追加する作業です。複雑な暗号化パズルを解いて進行します。マイナーと呼ばれる参加者がパズルを解くと、新しい取引情報を含むブロックが作成され、チェーンに追加されます。マイニングは、分散型ネットワークの安全性の維持のために必要です。

ビットコインでは、Proof of Work (PoW)というコンセンサスアルゴリズムが使用されています。Proof of Work (PoW)では、パズルを解くために大量の計算作業や処理能力が必要です。解答に成功すると、マイナーは報酬としてビットコインを受け取れます。

ただし、マイニングはエネルギー消費が大きいため、高性能な専用コンピュータが必要です。競争が激化しているため、個人での参入は難しいのが現状です。複数のマイナーが協力するマイニングプールを利用する方法もあります。

仮想通貨の種類

仮想通貨には多くの種類があります。仮想通貨には独自の特徴と用途があり、目的に応じて選ぶことが重要です。

主な仮想通貨は以下のとおりです。

  • ビットコイン(Bitcoin/BTC)
  • イーサリアム(Ethereum/ETH)
  • その他の主要な仮想通貨(リップル・ライトコインなど)

ビットコイン(Bitcoin/BTC)

ビットコインは、2008年に匿名の人物「サトシ・ナカモト」が発表した論文で提案されました。初の分散型デジタル通貨で、中央管理者が存在しません。供給量の上限が2,100万BTCと決まっており、インフレを防ぐ仕組みです。

トランザクションは、ブロックチェーン技術に基づいて記録されるので透明性が高いです。新しいビットコインはマイニングによって生成されますが、報酬が年々半減する「半減期」があります。ビットコインは世界中の多くの取引所で取引され、仮想通貨の基準通貨として扱われることが多いです。

複数の業界で決済手段として採用されており、実用性が拡大しています。セキュリティの向上が進んでいますが、ハッキングや詐欺のリスクも依然として存在します。
» 仮想通貨の種類と選び方、リスクについて解説!

イーサリアム(Ethereum/ETH)

イーサリアムは、2015年にVitalik Buterinによって開発されたブロックチェーンプラットフォームです。スマートコントラクト機能を持ち、分散型アプリケーション(DApps)の構築が可能です。従来の中央集権的なシステムに依存せず、さまざまなサービスやアプリケーションを自由に展開できます。

ネイティブ暗号資産は「イーサ(ETH)」と呼ばれ、プラットフォーム内での取引や手数料の支払いに使われます。多くのICOやDeFiプロジェクトが、イーサリアムのプラットフォーム上で実行されています。

イーサリアムは、プルーフ・オブ・ワークからプルーフ・オブ・ステークへの移行を目指す「イーサリアム 2.0」を開発中です。新しいプロトコルにより、エネルギー効率が大幅に向上するため、ネットワークのスケーラビリティとセキュリティも強化される予定です。

さまざまなトークン標準(ERC-20やERC-721など)が提供されています。トランザクション処理速度を向上させるために「シャーディング」技術が導入予定です。

ネットワーク全体の効率が向上し、より多くのユーザーが快適に利用できます。活発な開発者コミュニティが存在し、定期的なアップデートが行われるため、常に最新技術を取り入れています。
» イーサリアムとは?特徴とビットコインとの違いを解説!

その他の主要な仮想通貨(リップル・ライトコインなど)

リップルは、主に国際送金の迅速化と低コスト化を目指して開発されました。分散型ネットワークのリップルネットには、銀行や金融機関が参加し、仲介通貨としてXRPが利用されています。国際送金する際、銀行は数日かかりますが、XRPを使えば数秒から数分で完了するため、金融機関での利用が期待されています。

ライトコインは、ビットコインの技術を基に改良された仮想通貨です。取引確認速度がビットコインより速く、手数料も低いため、小額取引に適しています。ビットコインの「デジタルゴールド」と対比され、ライトコインは「デジタルシルバー」と呼ばれることがあります。

ビットコインの生成時間は約10分かかりますが、ライトコインのブロック生成時間は約2.5分と速いです。取引が迅速に処理されるメリットがあります。ビットコインキャッシュは、ビットコインからの分岐で生まれ、大容量のブロックを持つのが特徴です。

ポルカドットは、異なるブロックチェーン間の相互運用性を実現します。チェーンリンクは、スマートコントラクトを外部データと結びつけるためのオラクルネットワークです。バイナンスコインは、バイナンス取引所が発行するトークンで、取引手数料の割引などに使用されます。

ステラは国際送金を効率化するためのプロジェクトで、リップルに似ていますが、より分散化を重視しています。カルダノは科学的アプローチとピアレビューに基づいて開発されたスマートコントラクトプラットフォームです。投資や利用を考える際は、仮想通貨の特性を理解し、用途に合った仮想通貨を選びましょう。
» アルトコインとは?ビットコインとの違いを解説!

仮想通貨のメリット

仮想通貨のメリットは以下のとおりです。

  • 世界共通で利用できる
  • 低コストで送金できる
  • 24時間365日取引できる

世界共通で利用できる

仮想通貨は、世界共通で利用できます。国や地域に依存せず、グローバルな市場で自由に取引ができ、誰とでも決済や取引が可能です。ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨は、世界中の取引所で取引できます。どこにいても同じ条件で取引ができるため、仮想通貨の利用を広げる要因となっています。

低コストで送金できる

従来の銀行送金では、国際送金には複数の中間業者が関わっていたため、高額な手数料が必要でした。しかし、仮想通貨は中間業者を介さずに直接送金するため、低コストで送金できます

ビットコインを使った送金を考えてみましょう。ビットコインでは送金プロセスがブロックチェーン上で行われるため、24時間365日送金できます。一部の送金コストがマイニング報酬でカバーされるため、低コストでの送金が可能です。

仮想通貨のトランザクションは、透明性が高い点も魅力です。すべての送金記録が公開されているため、不正が発生しにくく、送金が確実に行われる安心感もあります

24時間365日取引できる

仮想通貨の取引は、24時間365日可能です。常に市場が開いているため、取引の機会を逃しません。世界中のどこにいても取引可能なので、急な市場変動にもリアルタイムで対応できます。休日や祝日を気にせずに取引ができる点もメリットです。

仮想通貨のデメリット

仮想通貨のデメリットは以下のとおりです。

  • 価格変動が激しいリスク
  • ハッキングや詐欺のリスク
  • 規制や法律の不確定性によるリスク

価格変動が激しいリスク

仮想通貨には、短期間で価格が大きく変動するリスクがあります。市場のニュースやイベントに敏感に反応するためです。大きなニュースが発表されると、一夜にして大きな利益を得ることもありますが、逆に大損失を被ることもあります。安定性が低く、予測が難しいため、長期的な投資計画を立てにくいです。

仮想通貨への投資はリスクが大きく、慎重な判断が求められます。

ハッキングや詐欺のリスク

ハッキングや詐欺のリスクは、仮想通貨を利用する上で避けて通れない問題です。仮想通貨はデジタル資産であるため、セキュリティ対策が不十分だとハッキング被害に遭う可能性があります。ウォレットのセキュリティが甘いと、ハッカーに侵入され資産を盗まれるケースが報告されています。

フィッシング詐欺にも注意してください。偽のウェブサイトやメールを通じてユーザーのアカウント情報を盗み、資産を不正に引き出す手口が一般的です。詐欺行為に巻き込まれないためには、公式の取引所や信頼できるサービスを利用しましょう。

偽の取引所やICO(新規コイン発行)を利用した詐欺もあります。詐欺に遭うと、投資したお金を取り戻すのは難しいです。信頼性の低い取引所やICOには、注意してください。

マルウェアも仮想通貨にとって脅威です。マルウェアがインストールされると、仮想通貨のウォレット情報が盗まれ、不正送金されることがあります。デバイスのセキュリティ対策を徹底しましょう。

ソーシャルエンジニアリングによる個人情報の漏洩もリスクの1つです。人間の心理や行動を巧みに操る手法で、機密情報を引き出す詐欺が行われています。個人情報は他人に教えないでください。仮想通貨の利用には多くのリスクが伴いますが、適切なセキュリティ対策を講じることで、リスクを最小限に抑えられます

規制や法律の不確定性によるリスク

仮想通貨の規制や法律は国ごとに異なり、変更されることがあるので、最新情報の収集が大切です。規制が不透明だと投資家の信頼が失われ、新しい規制が施行されると仮想通貨の価値が下がることがあります。取引所の運営が難しくなり、取引がスムーズにできなくなるリスクもあります。

仮想通貨の取引が合法かどうかは国によって異なるため、取引前に情報を集めることが大切です。規制の変化により、合法だった取引が違法になることもあります。

仮想通貨に関するよくある質問

仮想通貨に関するよくある質問は以下のとおりです。

  • 仮想通貨と電子マネーの違いは?
  • 仮想通貨の取引で得た利益には税金がかかる?
  • 初心者が仮想通貨を始める際の注意点は?

仮想通貨と電子マネーの違いは?

仮想通貨と電子マネーには、使用目的や管理方法において明確な違いがあります。仮想通貨は、ブロックチェーン技術を基盤とするデジタル資産で、中央管理者が存在しません。電子マネーは、法定通貨をデジタル形式で管理し、通常は金融機関などの中央管理者が存在します

仮想通貨は、ブロックチェーン技術によって取引の透明性とセキュリティが保たれています。すべての取引が公開されるため、不正が起こりにくくなっているのが特徴です。電子マネーは、銀行やクレジットカード会社などの信頼性のある機関が、価値を保証しています。

仮想通貨は国境を越えて使用できる特性がありますが、電子マネーは特定の国や地域内での利用が主流です。仮想通貨は投資対象として扱われ、価格の上下が大きな利益を生む可能性があります。電子マネーは日常的な支払い手段として使用されることが多く、投資対象としては扱われません

仮想通貨の取引で得た利益には税金がかかる?

仮想通貨の取引で得た利益には税金がかかります。日本の税法では、仮想通貨で得た利益は「雑所得」として分類されるからです。雑所得は他の所得と合算して総合課税の対象となります。仮想通貨の売買やマイニングで得た利益は、金額に応じて税率が5%から45%までの累進税率で課税されます。

年間20万円以上の利益がある場合は、確定申告が必要です。取引記録や証拠書類は必ず保管してください。

初心者が仮想通貨を始める際の注意点は?

初心者が仮想通貨を始める際には、信頼できる取引所の選択が重要です。仮想通貨取引所にはいくつかの種類がありますが、セキュリティがしっかりしている大手取引所を選んでください。強力なパスワードを設定し、二段階認証を有効にすると、不正アクセスからアカウントを守れます。

個人情報も慎重に扱いましょう。フィッシング詐欺やハッキングのリスクを避けるためには、個人情報を第三者に漏らさないことが基本です。投資金額を決め、無理のない範囲で取引を行いましょう。仮想通貨は価格の変動が激しいため、大きな損失を出さないように、余裕資金での取引をおすすめします。

常に市場の動向やニュースをチェックしていれば、適切な判断を下せます。ウォレットのバックアップも重要です。万が一のトラブルに備えて、バックアップを定期的に行うことで、安全に資産を管理できます。詐欺やフィッシングサイトにも注意し、怪しいリンクやメールを開かないようにしてください。

仮想通貨の取引で得た利益には税金がかかる場合があるので、取引履歴を記録し、必要な申告を行いましょう。

まとめ

仮想通貨はデジタル形式で存在する通貨です。中央集権的な管理がないため透明性とセキュリティが高い特長があります。ビットコインやイーサリアムなど多種多様な仮想通貨が存在し、世界中で利用可能で24時間365日の取引ができる点がメリットです。

価格変動やハッキングなどのリスクもあるため、初心者は仮想通貨の特徴とリスクを十分に理解し、慎重に取引をしてください。仮想通貨に興味がある人は、基礎知識を身につけることから始めましょう。
» Web2.0の特徴と主なサービス

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