「Web3.0」「仮想通貨」の話で必ず「マイニング」という言葉が出てきますが。皆さんこれ理解できていますか?
当たり前のように聞いてるけど「??」って感じだわ。
ブロックチェーンと合わせて理解する必要がある重要な用語です。
マイニングをより正しく理解するために、事前に下記の記事を読んで「ブロックチェーン」の理解度を上げておきましょう。
マイニングの概要
マイニングの説明については「投資素人チャレンジチャンネル」でも解説しているので、チェックしてください。両方確認することでより理解が深まります。
「マイニング(Mining)」を辞書で検索すると「採掘」「検索」「鉱山」とかいう意味が出てきます。Web3.0の世界での「マイニング」を一言で、言い表すと「何かの取引データを、ブロックチェーンに保存する一連の処理プロセス」となります。
データを保存するプロセスというのは理解できたけど。。。
「マイニング」は「プロセス(過程、工程)」だというのがまずはポイントです。
マイニングの一連の処理プロセスは、ブロックチェーン技術において非常に重要な役割を果たしています。このプロセスによって、取引の検証やブロックの作成が行われ、ブロックチェーンの運営とセキュリティが維持されています。
マイニングはプロセスということがまずはわかったので、次はそれぞれの工程を説明することで、マイニングの理解を進めていきましょう。
マイニングの処理プロセス
具体的にどんな処理をしているの?
マイニングプロセスは大きく「トランザクションの検証」「ブロックの作成」「プルーフ・オブ・ワーク」「ブロックのブロードキャスト」という流れでプロセスが流れていきます。
それぞれの処理を理解することで「マイニング」をさらに理解できます。
トランザクション(処理)の検証
マイニングプロセスの始まりは、トランザクションの検証です。
トランザクションとは、ブロックチェーン上で行われるデータの送受信や処理のことを指します。イメージしやすい内容としては、仮想通貨の送金取引を指すことが多いですが、他にも、ブロックチェーン上でのトランザクションはさまざまな形態を取ることができます。
ユーザーから送信された取引のトランザクションデータを、ネットワーク上に散らばっている、複数のノード(マシンと理解してください)が検証します。取引の正当性や残高の確認を行い、このトランザクションが正しいものなのかを判定します。
まずは門番といったところでしょうか?
ブロックの作成
次の処理は、ブロックの作成です。検証が完了したトランザクションをまとめて、新しいブロックを作成します。この際、前のブロックのハッシュやその他の情報も含んで作成さされます。
「ブロック」や「ハッシュ」が理解できていない人は、まずは下記の「ブロック」と「チェーン」と「ハッシュ」の用語解説を読んで理解しましょう。
プルーフ・オブ・ワーク
次に、プルーフ・オブ・ワーク(Proof of work : PoW)です。これは、ブロックチェーン特有の用語でわかりずらいです。PoWとは、マイニングプロセスにおいて、新しいブロックを追加する際に、各ノードが行う作業のことを指しています。具体的には、コンピューターが複雑な数学的問題を解いてハッシュ値を見つける作業を行っています。この処理は非常に複雑で膨大な計算処理を必要とします。
この処理は、非常に膨大な処理を行うため、エネルギーを必要とします。そのため、PoWに成功したノードは報酬を受け取ることができます。仮想通貨でマイニングして稼ぐというのはこのことを表しています。
ブロックのブロードキャスト
最後の処理は、作成したブロックのブロードキャストです。新しいブロックが作成され、ハッシュ値が見つかったら、ネットワーク全体のノードに、この情報を伝達します。他のノードはこの新しいブロックを受け入れ、自身のブロックチェーンに追加し、マイニングプロセスは完了となります。
概ねブロックチェーン技術とマイニングプロセスの理解が深まったと思うわ。
かみ砕いて理解すると難しい技術も理解できたと思います。
まとめ
この記事のポイントを振り返ります。
・「マイニング」は「何かの取引データを、ブロックチェーンに保存する一連の処理プロセス」である。
・「マイニング」の処理は「トランザクションの検証」「ブロックの作成」「プルーフ・オブ・ワーク」「ブロックのブロードキャスト」で成り立っている。
このような一連の処理を理解することで、マイニングの理解が深まりました。マイニングのプロセスは、このような処理を実行することで、ブロックチェーンの運営とセキュリティを維持する重要な役割を果たしています。また、マイニングの参加者にとっては報酬を得る機会でもあり、ブロックチェーンネットワーク全体の信頼性を高めることにもつながっています。引き続き学びを続けて「Web3.0」の波にのまれないようにしましょう。
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